写真:TREK Madon5.2
で、実走してみての感想。
写真:フロントシングル39T。11-34T。
フロントシングルといっても、設計時からそうなっている自転車、例えばKONA ROVE Ltd では、フロントWに改造しようという気持ちにはならない。フロント変速機をバンドでつけると、自転車のチャームポイントである「レイノルズ853」デカールが隠れる、なんていうことはさておき。
写真:KONA ROVE Ltd
写真:レイノルズ853デカール
ところが、TREKの場合、ホイールにカンパのゾンダをインストールし、タイヤも25Cということもあってか、ツーリング用途だと言い聞かせても、峠の下りや緩い下り基調では、やたらスピードのノリが良く、ホイールから「おりゃ〜っ、もっと踏め〜、回せ〜」という声が聞こえてくるような気がして、ギヤが足りないという感覚になってしまう。以前使っていたマビックのキシリウムK10は紳士的で、そんなことを言われた記憶はないのだが。
競技やチーム練習会なら、やはり前39Tというのは、よほどのケイデンス番長のような人でないと、難しいものがあるだろう。回転力養成マシーンに特化して使うならともかく。日本のホビーレース(ヒルクライム除く)で、もしフロントシングルにするなら、アウターのみだ。
機能的には、やはり前2枚が良い。アウターと前変速機を付けたところで、その重量で走りが重くなるなんていうことは絶対に無いし、、なんて思ったりもしたが、でも、そうすると、単にちょっと古いロードレーサーに乗っている人、なだけになってしまって自分自身の満足感として、面白くない。
まあ、ギヤを使い切る、という前2枚のロードレーサーベースの自転車ではなかなか経験できない楽しみを味わって、シンプルライドとすることにしよう、と思った次第。
セコメントをする