写真:TREK Madone5.2改(2007年モデル)
この度、親元の物置の2階に保管していたTREK Madone5.2(2007年モデル)のフレームを持ち帰り、ツーリング用にフロントシングル改造した。変速もエルゴレバー/デュアルコントロールレバーではなく、Wレバー台座を活用したシングルレバー。パーツは大部分、ストック品を屋根裏収納庫から発掘して利用。
この頃のTREKは、ランス・アームストロングをサポートしていて、ツールド・フランス7連覇という黄金時代。アームストロングはその後ドーピングで追放され、TREKのネガティブ歴史になっているのかもしれないが、ドーピングしたからといって誰でも7連覇できるわけではないし、それはそれで凄いと思ったりもするが、そんなことを言うとドーピングを許容することになり、やはりそういう考えは間違っている。
しかし、アームストロングの功績として私的には、1)トップチューブが地面に平行のホリゾンタルフレームを好んだ、2)操作のシンプルさと軽量化からフロント変速レバーは従来型を使った、の2点があげられ、そのため当時のトレックはカーボンの最上級機種でもWレバー台座付きホリゾンタルフレームを製品化していた。
で、ふと当時のフレームを再度使って、ツーリング用輪行軽量車を作ろうと思いたった次第。
今回は、全部自分で組むことにした。実は30年以上、自転車道楽を続けているのだが、自分でイチから組んだことがなかった。HONJOレーサーを、これもツーリング用にリビルドした際は、BBはショップにやってもらった。スクエアBBだと、チェーンラインを出すのにどこまでクランクを締め込んでいいのか自信がなかったことが大きい。
今ではシマノだとBBはホローテックUになっていて、簡単にできそうだ。
コンセプトとしてはシンプルで軽量なツーリング用。
【構成】
チェーンホイール・・・シマノ デュラエース(7800系)フロントシングル39T
チェーンホイールは今春発表されたシマノGRXをインストールしたかったが、デリバリーがまだなので、どうしようかと逡巡しながら我が家の屋根裏収納庫の自転車部品ストックみかん箱をゴソゴソしていたところ、7800系デュラエースのクランクが見つかり、使うことにした。7800系のチェーンホイールは「カブトガニ」と揶揄されるように、歴代で最高に美しいと言われることも多い7700系デュラエースから突然変異したuglyなデザインだと私も思うが、コンパクトクランクが登場する前でインナー39が最小(PCD130)なので、本来のインナーをシングルとして使うのに丁度良い。ぶっ太くなったアルミやカーボンフレームのデザインに合うように、ボリューミーに仕立てたのだと想像するが、今となっては、そんなにuglyではない。
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