重くても魅力的コメンサルCOMMENCAL META HT AM Cr-Mo(Limited)
2015-11-23


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         京都北山 沢池にて

 自転車はネコのようなもので、気をつけてないと、すぐ増える。我が家はネコは3匹だが、自転車の数は秘密で客観的には「自転車屋敷」のようになっているのかもしれないが、気配を消す営業努力はしているわけで、知らないふり(たぶん...)をしてくれている妻に大感謝。
 
 MTBは東京に転勤していた12年前から増えてなかったのだが、久々に増やしてしまった。もっとも数ヶ月前から1台はネットオークションで里子に出し、2台は田舎に疎開させたので、京都の家を圧迫することはないのだが。

 今日、初乗りしたのは表記のコメンサル。1980年代、最初のMTBとしてアラヤのマディフォックスに乗り、爾来、クロモリフルオーダーMTBからキヤノンデール・TREK・スペシャライズド等米国メーカーMTB、ミヤタが本気で開発した時のフルサスなど、何台に乗ってきたかは謎として、久々だが比較事例には事欠かない(当社比)。

 アンドラ公国にあるメーカーで、アンドラ公国というのはヨーロッパのピレネー山脈、スペインとフランスの国境の山中にある国。そこにあるコメンサルという自転車会社も、まあ、一言でいってマイナーというか「変な」会社でスタートしている。途中で経営方針を転換し、今では、普通のメーカーにシフトしているが。

 MTBシーンではダウンヒルはフルサスペンション(前後にサス)が当たり前になっているのだが、ハードテイル(前だけサス。後ろはサス無し)「下り系マシン」を提唱している。表記の自転車は、その一台で「AM」(=オールマウンテン=ダウンヒルでもヒルクライムでも里山ライドでもなんでも)の「HT(ハードテイル)という意味。

 しかもクロモリ!(クロームモリブデン鋼=鉄)。アルミの同タイプの方が軽いので、普通ならアルミを選ぶところだが、クロモリ原理主義者とまでいわなくても、クロモリの魅力を知っているつもりの私であるので、あえてクロモリモデルが商品化されているというのは、それだけの意味があるだろうと思って、選んだ。

 カタログスペックで13.5kg!。納車の時にペダル付きで計ったら14.5kgあった。
正直いって、私がかつて手に入れた自転車の中で、最大に重い。こんな重い自転車は無い。
現有MTBでもスペシャライズドM5は今回パーツも変更して9kg台半ばになっているのに。

 自転車は原則的に軽い方がいい。でも、変な軽量化だと進まない場合もあるというのがこれまでの経験。ロードレーサーでも、軽すぎるリムで全然進まないものもあった。軽ければいいわけではない。

 なんというか、私は行ったことがないので知らないが、想像するに、キャバクラで若いだけでモテるというかチヤホヤされて当然と勘違いしているお子ちゃまのようなものかもしれない。ほんの僅かの経験しかないが、お年を召していても、上七軒の芸姑さんのほうが舞妓ちゃんよりよっぽどワンダフル!といった感覚と自転車の重量は共通するところがあるかもしれないと思った次第。

 本日、舗装路とシングルトラックとダブルトラックの登り下り、新しい自転車を入手してインプレッションに毎回使うコースも含め、色々乗ったのだが、コメンサルのMTBに何の不満もなかった。楽しい、の一言。担ぎだとさすがにずしりとくるが、2時間も3時間も担ぐわけではないので、オールライト。体幹を鍛えるトレーニングだと思えば、それぐらいの重さがあっても良し。競技をしているわけではないし。


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